コリドラスの熱帯魚屋

前のブログでも登場したんだが改めて紹介を。

こいつは、私が専門学校に行ってたときの修了製作で作った『コリドラス型熱帯魚水族館兼アクアショップ“AMAZONIA”』

延べ床 297平米

階 数 3階建

構 造 1F=RCラーメン(ただし高さ制限により梁に鉄骨を使用する)

                  2・3F=Sトラス


左が1階部分の写真

3つの巨大な水槽はそれぞれ、“パンタナル大湿原”“アマゾン・ネグロ川”“アマゾン・シングー川”を再現する水槽で、すべての水槽は幅だけでも優に5メートルを超える大きさとまさに水族館の名にふさわしいものとした。

 

 

また、壁面及び露出した柱は、パトリックブランの『バーチカルガーデン』の考えを応用した壁面緑化(+管理の難しい場所には精巧なイミテーション)を使用しまるで熱帯に迷い込んだような空間を演出した。

 

 

写真の上部のエリアが販売コーナーになっている。

販売水槽だけで100槽を確保、定番からマニアックな注文まで対応する。他に一般的なレイアウト水槽を5つ設置し、休憩用の椅子とテーブルも置いた。

 

 

 

右の写真は2・3階の写真

2階は一部しか見えていないが、水槽用品の販売スペースとなっている。また建物左側は1~3階まで吹き抜けになっており、北側屋根面からのトップライトが降り注ぐようになっている。

 

2階ベランダにはビオトープを設置した。

木製のデッキを渡して水中の観察ができるようにした。

 

3階は茶色の床で示した部分になる。

ここは事務所として機能しトイレ更衣室、さらにはシャワーまで完備している。事務は常勤2人+レジに1人で設計


総評(自己評価)

正直言って、作成はかなり面倒だった。しかも、実際採算がとれるような建築物とは到底言い難いものだ。

しかし、2年間の集大成として全力で最高におもしろいものを作ってやるぜ!という目標は達成できた。建築業界に就職しなかった私にとって本格的に設計する最後の建物にふさわしいものができたと思う。

 

ま、ただ学生の考えることなので今思うとここをこうすれば正直あるのはある(苦笑)

だが、それもいい思い出となっている。